行きずりの街(新潮文庫)

志水辰夫/著
配信開始日: 2007/09/14
価格:616円(税込)
新潮文庫
ミステリ サスペンス 恋愛・ロマンス ドラマ・映画・アニメ関連
作品カナ:ユキズリノマチシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-134511-6
悪夢のような過去を清算すべき時が来た――16年の時を経て大ブレイクした、1991年度「このミステリーがすごい!」第1位作品。
16年の時を経て大ブレイクした、1991年度「このミステリーがすごい!」第1位作品。雅子はわたしのすべてだった。自分の一生を賭けた恋愛だった――。それを、教師と教え子という関係にのみ焦点をあて、スキャンダルに仕立て上げられて、わたしは学園と東京から追い払われた。退職後、郷里で塾講師をしていたわたしは、失踪した教え子を捜しに12年ぶりに東京へ足を踏み入れた。やがて自分を追放した学園がこの事件に関係しているという事実を知り……。事件とともに、あの悪夢のような過去を清算すべき時が来たのか――ミステリー史に残る大傑作。

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志水辰夫(シミズ・タツオ) プロフィール

1936(昭和11)年、高知県生れ。1981年、『飢えて狼』でデビュー。巧みなプロットと濃密な文体で、熱烈なファンを獲得する。1986年『背いて故郷』で日本推理作家協会賞を、1991(平成3)年『行きずりの街』で、日本冒険小説協会大賞を受賞する。さらに、2001年『きのうの空』で、柴田錬三郎賞を受賞。『青に候』『みのたけの春』『ラストラン』『つばくろ越え』『夜去り川』『疾れ、新蔵』『新蔵唐行き』など、多くの著書がある。

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