象の皮膚

佐藤厚志/著
配信開始日: 2021/06/28
価格:1,650円(税込)
単行本
文芸一般
作品カナ:ゾウノヒフ
紙書籍ISBN:978-4-10-354111-0
皮膚が自分自身だった――。痒みに支配された女性の生きづらさを描く三島賞候補作。
肌を見られたくない、でもこの苦しみを知って欲しい。五十嵐凜、非正規書店員6年目。アトピーの痒みにも変な客にも負けず、今日も私は心を自動販売機にして働く。そこに起こった東日本大震災。本を求める人々。彼女はそのとき、人間の本性を目撃する。現役書店員が描く、圧倒的リアリティで各紙絶賛の話題作。

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佐藤厚志(サトウ・アツシ) プロフィール

1982年宮城県仙台市生まれ。東北学院大学文学部英文学科卒業。仙台市在住、丸善 仙台アエル店勤務。2017年第49回新潮新人賞を「蛇沼」で受賞。2020年第3回仙台短編文学賞大賞を「境界の円居(まどい)」で受賞。2021年「象の皮膚」が第34回三島由紀夫賞候補。2023年「荒地の家族」で第168回芥川龍之介賞を受賞。これまでの著作に『象の皮膚』(新潮社刊)がある。

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