ワン・モア・ヌーク(新潮文庫)

藤井太洋/著
配信開始日: 2020/02/28
価格:990円(税込)
新潮文庫
文芸一般
作品カナ:ワンモアヌークシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-101781-5
3月11日午前零時、爆心は新国立競技場――核テロ戒厳令の東京、110時間のサスペンス。
「核の穴は、あなた方をもう一度、特別な存在にしてくれる」。原爆テロを予告する一本の動画が日本を大混乱に陥れた。爆発は3月11日午前零時。福島第一原発事故への繋がりを示唆するメッセージの、その真意を政府は見抜けない。だが科学者と刑事の執念は、互いを欺きながら“正義の瞬間”に向けて疾走するテロリスト二人の歪んだ理想を捉えていた――。戒厳令の東京、110時間のサスペンス。

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藤井太洋(フジイ・タイヨウ) プロフィール

1971(昭和46)年、鹿児島県奄美大島生まれ。国際基督教大学を中退後、舞台美術、イラストレーターなどを経たのち、ソフトウェア会社に勤務する傍ら執筆した長編『Gene Mapper』を電子書籍として販売。同作は2012(平成24)年のKindle本で最多販売数の小説となった。2015年『オービタル・クラウド』で日本SF大賞と星雲賞日本長編部門を受賞。他の著作に『アンダーグラウンド・マーケット』、『ビッグデータ・コネクト』、『公正的戦闘規範』、『ハロー・ワールド』(吉川英治文学新人賞受賞)、『東京の子』など。第18代日本SF作家クラブ会長を務めた。2019年、アジアSF協会の暫定初代議長に就任。

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