生死の覚悟(新潮新書)

高村薫/著、 南直哉/著
配信開始日: 2019/05/24
価格:814円(税込)
新潮新書
哲学・思想 宗教
作品カナ:ショウジノカクゴシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610815-0
生死と出会い、惑う。実存の根拠を問う、作家と禅僧の対話。悲しみの中に立ち続ける。
「師と出会ったことで、不信心についての私の苦がいくらか薄らいできているのを感じる。この歳でまた少し生まれ変わったようなもの」(高村薫)、「同時代に彼女がおられることは、救いとしか言いようがない」(南直哉)。ある作品を媒介に作家と禅僧が出会い、七年越しの対話が始まった。信心への懐疑、坐禅の先にあるもの、震災とオウム……はたして仏教は、人生のヒントとなるか。実存の根源的危機が迫る時代に、生死の覚悟を問う。

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高村薫(タカムラ・カオル) プロフィール

1953(昭和28)年、大阪市生まれ。作家。1990年『黄金を抱いて翔べ』でデビュー。1993年『マークスの山』で直木賞受賞。著書に『晴子情歌』『新リア王』『太陽を曳く馬』『空海』『土の記』等。

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南直哉(ミナミ・ジキサイ) プロフィール

青森県恐山菩提寺院代(住職代理)、福井県霊泉寺住職(ともに曹洞宗)。1958年長野県生まれ。1984年、出家得度。曹洞宗永平寺で約二十年修行生活をおくり、2005年より恐山へ。2018年、『超越と実存』(新潮社)で小林秀雄賞受賞。著書に『日常生活のなかの禅』(講談社選書メチエ)、『老師と少年』(新潮文庫)、『恐山 死者のいる場所』(新潮新書)、『死ぬ練習』(宝島社)などがある。

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