手のひらの京(新潮文庫)

綿矢りさ/著
配信開始日: 2019/09/20
価格:539円(税込)
新潮文庫
文芸一般
作品カナ:テノヒラノミヤコシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-126653-4
祇園祭、送り火、雪の嵐山。京都を舞台に三姉妹の恋と決意を柔らかに描く現代版“細雪”。
京都に生まれ育った奥沢家の三姉妹。長女の綾香はのんびり屋だが、結婚に焦りを感じるお年頃。負けず嫌いの次女、羽依は、入社したばかりの会社で恋愛ざたといけず撃退に忙しい。そして大学院に通う三女の凜は、家族には内緒で新天地を夢見ていた。春の柔らかな空、祇園祭の宵、大文字焼きの経の声、紅葉の山々、夜の嵐山に降る雪。三姉妹の揺れる思いを、京の四季が包みこむ、愛おしい物語。(解説・佐久間文子)

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綿矢りさ(ワタヤ・リサ) プロフィール

1984年京都生まれ。2001年『インストール』で文藝賞受賞。早稲田大学在学中の2004年に『蹴りたい背中』で芥川賞受賞。2012年『かわいそうだね?』で大江健三郎賞、2020年には『生のみ生のままで』で島清恋愛文学賞受賞。『勝手にふるえてろ』『ひらいて』『私をくいとめて』など映像化作品も多い。ほかの著書に『憤死』『手のひらの京』『オーラの発表会』『あのころなにしてた?』など。

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