「新しき村」の百年―〈愚者の園〉の真実―(新潮新書)

前田速夫/著
配信開始日: 2017/11/24
価格:836円(税込)
新潮新書
ノンフィクション一般
作品カナ:アタラシキムラノヒャクネングシャノソノノシンジツシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610743-6
壮挙か? 愚挙か? 武者小路実篤が夢見た「ユートピア」の全貌1918~2017。
一世紀前、武者小路実篤を中心として「新しき村」が創設された。戦争や暴動など国内外が騒然とする時代にあって、「人類共生」の夢を掲げた農村共同体は、土地の移転、人間関係による内紛、実篤の離村と死没など幾度も危機にさらされながらも、着実な発展を遂げていく。平成以降、高齢化と収入減のため存続が危ぶまれるなか、世界的にも類例のないユートピア実践の軌跡をたどるとともに、その現代的意義を問い直す。 ※新潮新書に掲載の写真の一部は、電子版には収録しておりません。

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前田速夫(マエダ・ハヤオ) プロフィール

1944年、福井県生まれ。東京大学文学部英米文学科卒業。1968年、新潮社入社。1995年から2003年まで文芸誌「新潮」の編集長を務める。1987年に白山信仰などの研究を目的に「白山の会」を結成。著書に『異界歴程』『余多歩き 菊池山哉の人と学問』(読売文学賞受賞)、『白の民俗学へ 白山信仰の謎を追って』『古典遊歴 見失われた異空間(トポス)を尋ねて』『「新しき村」の百年 〈愚者の園〉の真実』『海人族の古代史』『谷川健一と谷川雁 精神の空洞化に抗して』など。

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