いよよ華やぐ(下)(新潮文庫)

瀬戸内寂聴/著
配信開始日: 2016/09/16
価格:671円(税込)
新潮文庫
文芸一般
作品カナ:イヨヨハナヤグ02シンチョウブンコ
シリーズ名: いよよ華やぐ
紙書籍ISBN:978-4-10-114433-7
性の修羅と化した女たちの世界。瀬戸内文学の山嶺を越えた「愛と救い」のドラマ。
掛かりつけの医師をめぐる泥沼の不倫劇に、みずからのむこうみずな前半生を重ねる阿紗女。その母に捨てられ、愛に苦しみながら生きる娘・薫。道ならぬ恋に溺れ、性の修羅と化したふたりが行き着いた、それぞれの愛の煉獄──。生き別れ、死に別れた人の声が反響し、女たちの絶えざる情愛の炎はいよいよ熱く燃えさかる……。瀬戸内文学の山嶺を越えた「愛と救い」の果てしなきドラマ。

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瀬戸内寂聴(セトウチ・ジャクチョウ) プロフィール

(1922-2021)1922年、徳島県生れ。東京女子大学卒。1957(昭和32)年「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞、1961年『田村俊子』で田村俊子賞、1963年『夏の終り』で女流文学賞を受賞。1973年11月14日平泉中尊寺で得度。法名寂聴(旧名晴美)。1992(平成4)年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、1996年『白道』で芸術選奨文部大臣賞、2001年『場所』で野間文芸賞、2011年に『風景』で泉鏡花文学賞、2018年『句集 ひとり』で星野立子賞を受賞。2006年、文化勲章を受章。著書に『比叡』『かの子撩乱』『美は乱調にあり』『青鞜』『現代語訳 源氏物語』『秘花』『爛』『わかれ』『いのち』『私解説 ペン一本で生きてきた』など多数。2001年より『瀬戸内寂聴全集』(第一期全20巻)が刊行され、2022(令和4)年に同全集第二期(全5巻)が完結。2021年11月9日99歳で逝去。

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