魔の山(上)(新潮文庫)

トーマス・マン/著、 高橋義孝/訳
配信開始日: 2017/05/26
価格:979円(税込)
新潮文庫
ドイツ文学
作品カナ:マノヤマ01シンチョウブンコ
シリーズ名: 魔の山
紙書籍ISBN:978-4-10-202202-3
“人間”と“人生”の真相を追究したドイツ教養小説の大作。上巻。
第一次大戦前、ハンブルク生れの青年ハンス・カストルプはスイス高原ダヴォスのサナトリウムで療養生活を送る。無垢な青年が、ロシア婦人ショーシャを愛し、理性と道徳に絶対の信頼を置く民主主義者セテムブリーニ、独裁によって神の国をうち樹てようとする虚無主義者ナフタ等と知り合い自己を形成してゆく過程を描き、“人間”と“人生”の真相を追究したドイツ教養小説の大作。

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トーマス・マン(Mann,Thomas) プロフィール

(1875-1955)ドイツ、リューベックに生れる。実科高等学校を中退し、火災保険会社の見習い社員となるが一年で辞め、大学の聴講生となる。1894年、処女短編「転落」を発表し、詩人デーメルに認められた。1901年『ブデンブローク家の人々。ある家族の没落』で注目を集め、以降、『トニオ・クレーゲル』『ヴェニスに死す』『マーリオと魔術師』など話題作を次々と発表。1924年、11年の歳月を費やして長編『魔の山』を完成させた。1929年、ノーベル文学賞受賞。他に『ワイマルのロッテ』『ヨゼフとその兄弟たち』『選ばれし人』等著書多数。

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