神の棘II(新潮文庫)

須賀しのぶ/著
配信開始日: 2015/12/25
価格:979円(税込)
新潮文庫
文芸一般 ミステリ
作品カナ:カミノトゲ02シンチョウブンコ
シリーズ名: 神の棘
紙書籍ISBN:978-4-10-126972-6
神に仕える修道士とナチス親衛隊員。旧友が再会したとき、壮大な愛憎劇の扉が開く。
ユダヤ人大量殺害という任務を与えられ、北の大地で生涯消せぬ汚名を背負ったアルベルト。救済を求めながら死にゆく兵の前で、ただ立ち尽くしていた、マティアス。激戦が続くイタリアで、彼らは道行きを共にすることに。聖都ヴァチカンにて二人を待ち受ける“奇跡”とは。廃墟と化した祖国に響きわたるのは、死者たちの昏(くら)き詠唱か、明日への希望を込めた聖歌か――。慟哭の完結編。

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須賀しのぶ(スガ・シノブ) プロフィール

1972(昭和47)年、埼玉県生れ。上智大学で史学を専攻。1994(平成6)年、『惑星童話』でコバルト・ノベル大賞読者大賞を受賞し、デビュー。近年は、近現代史をテーマにした大作を上梓し、読書界の注目を集めている。2012年、『芙蓉千里』三部作で、センス・オブ・ジェンダー大賞受賞。2016年、『革命前夜』で大藪春彦賞受賞。『また、桜の国で』で高校生直木賞を受賞した。他に、『神の棘』『紺碧の果てを見よ』『くれなゐの紐』『帝冠の恋』の他、野球を題材にした『ゲームセットにはまだ早い』『雲は湧き、光あふれて』『エースナンバー』『夏は終わらない』『夏の祈りは』『夏空白花』がある。

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