陋巷に在り13―魯の巻―(新潮文庫)

酒見賢一/著
配信開始日: 2014/08/08
価格:1,001円(税込)
新潮文庫
文芸一般
作品カナ:ロウコウニアリ13ロノマキシンチョウブンコ
シリーズ名: 陋巷に在り
紙書籍ISBN:978-4-10-128125-4
孔子の「儒」とは何かを鮮やかに描き出す。異色の歴史小説、堂々の完結!
宿敵・少正卯の誅殺に成功した孔子だったが、三桓家の策謀により、実権を持たない大司寇の位に祭り上げられ、魯の政権の中枢から遠ざけられてしまう。魯の改革に失敗した孔子は、己の無力さに失望し、「天命の求めるところ」を探すため、最愛の弟子・顔回らとともに魯の地を出て、放浪の旅に出ることを決意する。十年の歳月をかけて描き出した渾身の孔子伝、堂々完結の第十三巻。

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酒見賢一(サケミ・ケンイチ) プロフィール

福岡生れ。愛知大学卒業。1989(平成元)年に『後宮小説』で第1回日本ファンタジーノベル大賞を受賞してデビュー。1992年には『墨攻』『陋巷に在り〔1〕儒の巻』で中島敦記念賞を受賞。中国史を踏まえながら奔放な想像力で描く作品群には定評がある。また『後宮小説』がアニメ化され、『墨攻』が漫画化されるなど他分野からの注目度も高い。著書に『聖母の部隊』『ピュタゴラスの旅』『語り手の事情』『周公旦』(新田次郎文学賞受賞)などがある。

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