チッチと子(新潮文庫)

石田衣良/著
配信開始日: 2014/02/28
価格:814円(税込)
新潮文庫
文芸一般
作品カナ:チッチトコシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-125057-1
チッチは、ぼくだ。小説家って、こんなです。――石田衣良。39歳、作家。子どもと二人暮らし。通称:チッチ。妻の死の謎。売れない本。……女性たちとの、恋。
息子のカケルと二人暮らしの“チッチ”こと青田耕平は、デビュー以来10年「次にくる小説家」と言われてきた。だが、作品は売れず、次第にスランプに陥ってしまう。進まない執筆、妻の死の謎、複数の女性との恋愛……。ひとつの文学賞を巡る転機が、やがてカケルや恋人達との関係を劇的に変化させていく。物語を紡ぐ者の苦悩、恋、そして家族を描いた、切なく、でも温かい感動長篇。

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石田衣良(イシダ・イラ) プロフィール

1960(昭和35)年、東京生れ。成蹊大学経済学部卒業、広告制作会社を経てフリーランスのコピーライターに。1997(平成9)年9月「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、続篇3篇を加えた『池袋ウエストゲートパーク』でデビュー。2003年7月『4TEEN』で直木賞、2006年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、2013年『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。著書に『娼年』『夜の桃』『水を抱く』『禁猟区』などがある。

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