寺内貫太郎一家(新潮文庫)

向田邦子/著
配信開始日: 2013/02/01
価格:539円(税込)
新潮文庫
文芸一般
作品カナ:テラウチカンタロウイッカシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-129401-8
著者・向田邦子の父親をモデルにした、愛すべき日本のお父さんとその家族を描く処女長編。
〈貫太郎のモデルは、私の父向田敏雄である。よくどなり、よく殴り、5年前に亡くなった。お線香代りに、ちょっぴり「立派な男」に仕立て直してお目にかけた……〉。口下手で怒りっぽいくせに涙もろい、日本の愛すべき“お父さん”とその家族をユーモアとペーソスで捉え、きめ細かな筆致で下町の人情を刻み、東京・谷中に暮す庶民の真情溢れる生活を描いた幻の処女長編小説。

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向田邦子(ムコウダ・クニコ) プロフィール

(1929-1981)1929(昭和4)年、東京生れ。実践女子専門学校(現実践女子大学)卒。人気TV番組「寺内貫太郎一家」「阿修羅のごとく」など数多くの脚本を執筆する。1980年『思い出トランプ』に収録の「花の名前」他2作で直木賞受賞。著書に『父の詫び状』『男どき女どき』など。1981年8月22日、台湾旅行中、飛行機事故で死去。

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