満州と自民党(新潮新書)

小林英夫/著
配信開始日: 2012/08/31
価格:660円(税込)
新潮新書
ノンフィクション一般 海洋学
作品カナ:マンシュウトジミントウシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610142-7
戦後日本は満州国の再現だった。満鉄調査部、商工省、戦後の経済安定本部、そして保守合同まで――その中心には岸信介がいた……。
戦後の高度成長は、満州国で行われていた統制経済が元になっていた。かつて満州における経済システムを一手に作り上げた知の集団・満鉄調査部、官僚として赴いた岸信介、椎名悦三郎、星野直樹、あるいは日産コンツェルンの鮎川義介……彼らは戦後も国家建設の夢を捨てがたく、日本経済のグランドデザインを描き続けたのである。そして、彼らの見果てぬ夢は、やがて政治の世界でも保守合同を実現させていく――。

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小林英夫(コバヤシ・ヒデオ) プロフィール

1943(昭和18)年東京生まれ。早稲田大学アジア太平洋研究センター教授。専攻は、日本近現代経済史、アジア経済論。著書に『「大東亜共栄圏」の形成と崩壊』『「日本株式会社」を創った男――宮崎正義の生涯』『満鉄――「知の集団」の誕生と死』『戦後アジアと日本企業』など。

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