しかたのない水(新潮文庫)

井上荒野/著
配信開始日: 2008/10/31
価格:484円(税込)
新潮文庫
文芸一般 恋愛・ロマンス
作品カナ:シカタノナイミズシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-130252-2
甘すぎる恋愛小説に飽足りないあなたへ。ぞくりと胸騒ぎのするビターな世界をどうぞ。直木賞受賞作家の連作短編集。
東京近郊のフィットネスクラブに集まる、一癖も二癖もある男と女……。平気で女を乗りかえる若い男。その男の美しい肉体を思い浮べ自慰に耽る女。水泳コーチの妻は失踪し、団地の主婦は、昔の恋人の名前をつい呟いてしまう。脱サラした古本屋は、妄想癖のある受付嬢の虜となる――。誰もが世界からはぐれ、行先もわからずさまよっている。不穏な恋の罠に翻弄される男女を描く連作短編集。

購入サイト

井上荒野(イノウエ・アレノ) プロフィール

1961年東京生れ。成蹊大学文学部卒。1989年「わたしのヌレエフ」でフェミナ賞、2004年『潤一』で島清恋愛文学賞、2008年『切羽へ』で直木賞、2011年『そこへ行くな』で中央公論文芸賞、2016年『赤へ』で柴田錬三郎賞、2018年『その話は今日はやめておきましょう』で織田作之助賞を受賞。他の作品に『もう切るわ』『ひどい感じ 父・井上光晴』『夜を着る』『キャベツ炒めに捧ぐ』『リストランテ アモーレ』『あちらにいる鬼』『あたしたち、海へ』『そこにはいない男たちについて』『百合中毒』『生皮 あるセクシャルハラスメントの光景』『小説家の一日』などがある。

この著者の書籍

文芸一般のおすすめ書籍

恋愛・ロマンスのおすすめ書籍

新潮文庫のおすすめ書籍

ページの先頭へ