アメリカひじき・火垂るの墓(新潮文庫)

野坂昭如/著
配信開始日: 2009/02/13
価格:484円(税込)
新潮文庫
文芸一般 ドラマ・映画・アニメ関連
作品カナ:アメリカヒジキホタルノハカシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-111203-9
スタジオジブリ制作のアニメと実写で2度映画化された永遠の名作「火垂るの墓」など全6編を収めた短編集。
昭和20年9月21日、神戸・三宮駅構内で浮浪児の清太が死んだ。シラミだらけの腹巻きの中にあったドロップの缶。その缶を駅員が暗がりに投げると、栄養失調で死んだ4歳の妹、節子の白い骨がころげ、蛍があわただしく飛び交った……戦後どれだけの時間が過ぎようと、読む度に胸が締め付けられる永遠の名作『火垂るの墓』をはじめ全6編を収載。

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野坂昭如(ノサカ・アキユキ) プロフィール

(1930-2015)神奈川県鎌倉生れ。早大中退。様々な職を経て、コラムニストとして活躍。1963(昭和38)年の処女小説『エロ事師たち』で、性的主題を辛辣かつユーモラスに追求、俄然注目される。1967年には、占領下の世相に取材した「アメリカひじき」、戦争・空襲・焼跡の体験を描いた「火垂るの墓」を発表。翌年、この両作で直木賞受賞。1997(平成9)年『同心円』で吉川英治文学賞を、2002年『文壇』およびそれに至る文業で泉鏡花文学賞を受賞する。他の代表作に『骨餓身峠死人葛』『一九四五・夏・神戸』等。

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