トニオ・クレーゲル ヴェニスに死す(新潮文庫)

トーマス・マン/著、 高橋義孝/訳
配信開始日: 2014/10/31
価格:440円(税込)
新潮文庫
文芸一般 ドイツ文学
作品カナ:トニオクレーゲルヴェニスニシスシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-202201-6
美少年への抗いがたい想い――。超大作『魔の山』へと続くテーマに肉薄した初期代表作2編。
精神と肉体、芸術と生活の相対立する二つの力の間を彷徨しつつ、そのどちらにも完全に屈服することなく創作活動を続けていた初期のマンの代表作2編。憂鬱で思索型の一面と、優美で感性的な一面をもつ青年を主人公に、孤立ゆえの苦悩とそれに耐えつつ芸術性をたよりに生をささえてゆく姿を描いた「トニオ・クレーゲル」、死に魅惑されて没落する初老の芸術家の悲劇「ヴェニスに死す」。

関連記事

購入サイト

トーマス・マン(Mann,Thomas) プロフィール

(1875-1955)ドイツ、リューベックに生れる。実科高等学校を中退し、火災保険会社の見習い社員となるが一年で辞め、大学の聴講生となる。1894年、処女短編「転落」を発表し、詩人デーメルに認められた。1901年『ブデンブローク家の人々。ある家族の没落』で注目を集め、以降、『トニオ・クレーゲル』『ヴェニスに死す』『マーリオと魔術師』など話題作を次々と発表。1924年、11年の歳月を費やして長編『魔の山』を完成させた。1929年、ノーベル文学賞受賞。他に『ワイマルのロッテ』『ヨゼフとその兄弟たち』『選ばれし人』等著書多数。

この著者の書籍

高橋義孝(タカハシ・ヨシタカ) プロフィール

文芸一般のおすすめ書籍

ドイツ文学のおすすめ書籍

新潮文庫のおすすめ書籍

ページの先頭へ