城の中の城(新潮文庫)

倉橋由美子/著
配信開始日: 2016/06/03
価格:660円(税込)
新潮文庫
文芸一般
作品カナ:シロノナカノシロシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-111310-4
山田信は去年突然渡仏中にパリで洗礼を受けカトリック信者になった。妻に事後告白をしてから、二人だけの宗教戦争がはじまった!
英文学教授の山田信氏は、去年突然渡仏中にパリで洗礼を受けカトリック信者になった、と妻の桂子(30歳)さんに事後告白をした……。夫君の裏切りに、自尊心を傷つけられた桂子さんは、二人の可愛い子供を思いながらも、棄教か離婚かを夫君にせまり、二人だけの宗教戦争がはじまった! 禁じられた愛や夫婦交換を、キリスト教を背景に描き、現代の知識人家庭を風刺する長編小説。

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倉橋由美子(クラハシ・ユミコ) プロフィール

(1935-2005)高知県生れ。明治大学仏文科に在学中の1960(昭和35)年、同校の学長賞に応募した小説「パルタイ」が入選。選者の平野謙に文芸時評で推奨され、また芥川賞候補ともなった同作で、1961年の女流文学者賞を受賞。1963年には、その作家活動により田村俊子賞を受けた。『スミヤキストQの冒険』『アマノン国往還記』『大人のための残酷童話』『交歓』などの作品がある。

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