現代語訳 とわずがたり(新潮文庫)

後深草院二条/著、 瀬戸内寂聴/訳
配信開始日: 2003/12/05
価格:605円(税込)
新潮文庫
中世文学 日記・書簡
作品カナ:ゲンダイゴヤクトワズガタリシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-114423-8
波瀾の性の体験を大胆に告白し、愛欲の世界を脱し、宗教に浄化される過程を描いた女流文学の傑作を、艶麗な筆に甦らせた名訳。
幼少の頃から後深草院のもとで養育された二条は、十四歳の春に院の寵愛を得る。二条は院の愛人となってからも、あまたの貴人や高僧たちと交渉を重ねるが、かねてからの出離の思いが高じ、ついには尼となって諸国遍歴の旅に出る。――波瀾にみちた性の体験を大胆に告白し、愛欲の世界を脱して、宗教に浄化されていく過程を描いた女流日記文学の傑作を、艶麗な筆に甦らせた名訳。

購入サイト

後深草院二条(ゴフカクサインニジョウ) プロフィール

瀬戸内寂聴(セトウチ・ジャクチョウ) プロフィール

(1922-2021)1922年、徳島県生れ。東京女子大学卒。1957(昭和32)年「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞、1961年『田村俊子』で田村俊子賞、1963年『夏の終り』で女流文学賞を受賞。1973年11月14日平泉中尊寺で得度。法名寂聴(旧名晴美)。1992(平成4)年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、1996年『白道』で芸術選奨文部大臣賞、2001年『場所』で野間文芸賞、2011年に『風景』で泉鏡花文学賞、2018年『句集 ひとり』で星野立子賞を受賞。2006年、文化勲章を受章。著書に『比叡』『かの子撩乱』『美は乱調にあり』『青鞜』『現代語訳 源氏物語』『秘花』『爛』『わかれ』『いのち』『私解説 ペン一本で生きてきた』など多数。2001年より『瀬戸内寂聴全集』(第一期全20巻)が刊行され、2022(令和4)年に同全集第二期(全5巻)が完結。2021年11月9日99歳で逝去。

この著者の書籍

中世文学のおすすめ書籍

日記・書簡のおすすめ書籍

新潮文庫のおすすめ書籍

ページの先頭へ