雪夫人絵図(新潮文庫)

舟橋聖一/著
配信開始日: 2003/07/04
価格:660円(税込)
新潮文庫
文芸一般 官能小説
作品カナ:ユキフジンエズシンチョウブンコ
旧華族の孫娘で、雪のような肌を持つ女が、女狂いでサディストの傾向のある夫に苦しめられながら、肌で夫に惹かれてゆく――。
旧華族の孫娘で、雪のような肌を持つ女が、女狂いでサディストの傾向のある夫に苦しめられながら、肌で夫に惹かれてゆく情感を、恋人役の作家・方哉、同性愛風に憧れる女中・浜子、ツバメ的な役柄の誠太郎少年を布置し、妖しい四角関係の中に物語る華麗な小説。気高く、つつましく、官能的な雪夫人は、ごく古風なる日本女性の理想像と言えよう。

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舟橋聖一(フナハシ・セイイチ) プロフィール

(1904-1976)東京本所生れ。クリスマスに生れたので聖一と名付けられる。東京帝国大学文学部卒。大学入学後、劇団を結成。卒業後も大学講師を務めながら劇団活動を続ける。のちに小説を書き始め『雪夫人絵図』などエロティシズムを含んだ独自の世界を確立。他の作品に『花の生涯』など。

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