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タイラノマサカド01平将門(上)

海音寺潮五郎

骨肉あい食む凄絶な物語を、叙事詩的な躍動感ゆたかに展開する、歴史小説大作。

律令国家が揺らぎだし、各地に荘園が作られた十世紀。遠く坂東の地で京の貴族政治に反逆し、関東一円に勢威をふるって「親皇」を称した平将門の生涯を雄渾の筆で描いた歴史大作。純朴で並はずれた腕力を持つ小次郎(将門)と才子で女遊びが巧みな太郎(貞盛)は仲のよい従兄弟同士として育っていたが、ある夜を境に、二人は非情な歴史の渦のなかに投げ込まれる。

配信開始日
2001-08-03
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海音寺潮五郎カイオンジチョウゴロウ

(1901-1977)鹿児島県伊佐郡大口村(現・伊佐市)生れ。国学院大学卒。中学の国漢教師を勤めた後、創作に専念。1929(昭和4)年「うたかた草紙」が「サンデー毎日」大衆文芸賞に入選。1932年長編「風雲」も同賞を受賞。1936年『天正女合戦』で直木賞を受賞。1957年に完結した『平将門』は新時代の歴史小説の先駆となった記念碑的大作。日本史への造詣の深さは比類がない。他に『武将列伝』『列藩騒動録』『孫子』『天と地と』『西郷隆盛』『西郷と大久保』『幕末動乱の男たち』『江戸開城』『二本の銀杏』など著書多数。