介護民俗学という希望―「すまいるほーむ」の物語―(新潮文庫)

六車由実/著
配信開始日: 2018/11/16
価格:693円(税込)
新潮文庫
ノンフィクション一般 社会
作品カナ:カイゴミンゾクガクトイウキボウスマイルホームノモノガタリシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-121446-7
「聞き書き」などユニークな取り組みで、豊かな介護を実現した施設のノンフィクション。
ここは沼津市のデイサービス施設「すまいるほーむ」。デイルームや入浴介助の場で、ふと語られる記憶の数々。意外な戦争体験、昭和の恋バナ、心に沁みるエピソード。多彩な物語が笑いと涙を呼び、豊かな時間が流れる。聞き書きや思い出の味の再現、人生すごろくなどユニークな取り組みが問いかける、老いることの価値とは。深い気づきと新鮮な感動に満ちた一冊。『介護民俗学へようこそ!』改題。(解説・伊原和人)

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六車由実(ムグルマ・ユミ) プロフィール

1970(昭和45)年静岡県生れ。社会福祉士、介護福祉士、介護支援専門員。大阪大学大学院文学研究科修了。博士(文学)。専攻は民俗学。2003(平成15)年、『神、人を喰う――人身御供の民俗学』でサントリー学芸賞受賞。東北芸術工科大学芸術学部准教授を経て、介護士に。介護の現場に民俗学の「聞き書き」の手法を取り入れた経緯を綴った『驚きの介護民俗学』で脚光を浴びる。同書は日本医学ジャーナリスト協会賞大賞を受賞。2018年5月現在、デイサービス施設「すまいるほーむ」管理者・生活相談員。介護の世界をより豊かにする試みを続けている。

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