身体巡礼―ドイツ・オーストリア・チェコ編―(新潮文庫)

養老孟司/著
配信開始日: 2017/05/19
価格:649円(税込)
新潮文庫
エッセイ・随筆
作品カナ:シンタイジュンレイドイツオーストリアチェコヘンシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-130842-5
心臓を別に埋葬する奇習、骸骨堂、旧ゲットーのユダヤ人墓。解剖学者が探る欧州の死生観。
ハプスブルク家の心臓ばかりが埋葬された礼拝堂をウィーンに訪ね、ボヘミアでは骸骨装飾で名高い納骨堂に足を運ぶ。プラハのユダヤ人墓地やカタコンベ、フランクル、マーラー、エゴン・シーレなど歴史的著名人の墓参りで浮かび上がってきた文化と埋葬、生者と死者との関係とはなにか? 長年、人間の体を観察しつつ思考してきた解剖学者が明かす、ヨーロッパ独特の身体性と死生観。

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養老孟司(ヨウロウ・タケシ) プロフィール

1937(昭和12)年、鎌倉生れ。解剖学者。東京大学医学部卒。東京大学名誉教授。1989(平成元)年『からだの見方』でサントリー学芸賞受賞。著書に『唯脳論』『バカの壁』『手入れという思想』『遺言。』『ヒトの壁』など多数。池田清彦との共著に『ほんとうの環境問題』『正義で地球は救えない』など。

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