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ハクハツノウタシンチョウブンコ白髪の唄(新潮文庫)

古井由吉

喧騒にひそむ深い静寂、響きあう生者と死者の声…。老境にさしかかった男たちの、奇妙に明るい生の営みの中、狂気と正気、夢と現の狭間に、生と死の表裏一体の姿をみきわめる長編小説。

「白髪というものは、時によって白く見えたり黒く見えたりするものですね」―知りもしない唄をゆるゆると、うろ声を長く引いて唄うような気分。索漠と紙一重の恍惚感…。老鏡へ向かう男の奇妙に明るい日常に、なだれこむ過去、死者の声。生と死が、正気と狂気が、夢とうつつが、そして滑稽と凄惨とが背中合せのまま、日々に楽天。したたかな、その生態の記録。毎日芸術賞受賞。

配信開始日
2017-06-09
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None 853円(税込)

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古井由吉フルイヨシキチ

1937年東京都生まれ。東京大学独文科修士課程修了。1971年「杳子」で芥川賞、1980年『栖』で日本文学大賞、1983年『槿』で谷崎潤一郎賞、1987年「中山坂」で川端康成文学賞、1990年『仮往生伝試文』で読売文学賞、1997年『白髪の唄』で毎日芸術賞を受賞。その他の著書に、『楽天記』『忿翁』『野川』『辻』『白暗淵』『やすらい花』『蜩の声』などがある。2012年、著作集『古井由吉自撰作品』(全八巻)を刊行した。