天涯の船(上)(新潮文庫)

玉岡かおる/著
配信開始日: 2017/03/24
価格:737円(税込)
新潮文庫
文芸一般 時代小説
作品カナ:テンガイノフネ01シンチョウブンコ
シリーズ名: 天涯の船
紙書籍ISBN:978-4-10-129615-9
身代りの少女、囚われの子爵夫人(ヴィスカンテッセ)、数奇な運命に弄ばれる愛。留学船、米国体験、日欧近代史の黎明期に芽生えた大河恋愛小説。
日本が近代化への道を急いでいた明治17年。下働きの少女ミサオは、米国への留学船で、姫君の身代わりに仕立てられていた。船酔いと折檻まがいのしつけの日々。が、ある夜ミサオは、運命の人・光次郎に出会う。上陸後、美しく成長したミサオは、青年光次郎と再会するが、皮肉にもオーストリアの子爵家の血を引くマックスに求婚され、二度と日本に戻らぬ決意で欧州へ嫁いで行く。

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玉岡かおる(タマオカ・カオル) プロフィール

1956(昭和31)年、兵庫県生れ。神戸女学院大学文学部卒。1987(昭和62)年、『夢食い魚のブルー・グッドバイ』で神戸文学賞を受賞し、作家デビュー。2009(平成21)年、『お家さん』で織田作之助賞受賞。2022(令和4)年、『帆神 北前船を馳せた男・工楽松右衛門』で新田次郎文学賞、舟橋聖一文学賞受賞。主な著書に『銀のみち一条』『負けんとき ヴォーリズ満喜子の種まく日々』『天平の女帝 孝謙称徳』『花になるらん 明治おんな繁盛記』『春いちばん 賀川豊彦の妻ハルのはるかな旅路』など。

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