飢えて狼(新潮文庫)

志水辰夫/著
配信開始日: 2016/04/01
価格:814円(税込)
新潮文庫
文芸一般
作品カナ:ウエテオオカミシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-134517-8
牙を剥き、襲い掛かる「国家」。日本有数の登山家だった渋谷の孤独な闘いが始まった。小説の醍醐味、そのすべてがここにある。
ささやかだが平穏な暮らしが、その日、失われた。怪しい男たちが訪れた時刻から。三浦半島で小さなボート屋を経営していた渋谷は、海上で不審な船に襲われたうえ、店と従業員を炎の中に失う。かつて日本有数の登山家として知られた渋谷は、自らの能力のすべてを投じ、真実を掴むための孤独な闘いを開始する。牙を剥き出し襲いかかる「国家」に、個人はどう抗うことが出来るのか。

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志水辰夫(シミズ・タツオ) プロフィール

1936(昭和11)年、高知県生れ。1981年、『飢えて狼』でデビュー。巧みなプロットと濃密な文体で、熱烈なファンを獲得する。1986年『背いて故郷』で日本推理作家協会賞を、1991(平成3)年『行きずりの街』で、日本冒険小説協会大賞を受賞する。さらに、2001年『きのうの空』で、柴田錬三郎賞を受賞。『青に候』『みのたけの春』『ラストラン』『つばくろ越え』『夜去り川』『疾れ、新蔵』『新蔵唐行き』など、多くの著書がある。

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