ポー詩集(新潮文庫)

エドガー・アラン・ポー/著、 阿部保/訳
配信開始日: 2016/06/24
価格:374円(税込)
新潮文庫
アメリカ文学
作品カナ:ポーシシュウシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-202803-2
彼が偉大なる先駆者であることは疑へないところです。――芥川龍之介(「ポーの片影」)。現代文学に大きな影響を与えた代表的詩作を一挙収録!
詩人として、小説家として、19世紀アメリカ文学の中で特異な光を放つエドガー・アラン・ポー。彼の詩は悲哀と憂愁と幻想に彩られ、ボードレールのフランス語訳によってフランス象徴主義の詩人たちに深い影響を与えたことはよく知られている。本書には、ポー自身が『詩の原理』の中で創作過程を明かしたことで著名な「大鴉」のほか「ヘレンに」「アナベル・リイ」などの代表作を収める。

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エドガー・アラン・ポー(Poe,Edgar Allan) プロフィール

(1809-1849)米ボストンに生れ、旅役者の両親と幼くして死別、アラン家で養育される。ヴァージニア大学を中退。貧窮のなか雑誌編集の仕事などを転々としながら詩・短編小説を執筆するが、母国よりもフランスで高く評価された。酒と麻薬の乱れた生活を送り、奇矯な振る舞いで悪名が喧伝される。詩や小説の計算された美的効果を主張し、フランス象徴派をはじめ推理小説にいたるまで後代に大きな影響を与えた。

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阿部保(アベ・タモツ) プロフィール

(1910-2007)山形県生れ。東京大学美術史学科卒。成蹊高校在学中に詩作を始め、第3次「椎の木」創刊と同時に同人となる。詩集に『紫夫人』『冬薔薇』など。訳詩集も多い。

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