ソラシド

吉田篤弘/著
配信開始日: 2015/07/10
価格:1,496円(税込)
単行本
文芸一般
作品カナ:ソラシド
紙書籍ISBN:978-4-10-449104-9
レコードばかり聴いていた1986年の冬、忽然と現れ、忽然と消えた女性デュオがいた。
むかし写真誌のレイアウター、今は文筆業のおれは、ふと手にした古い雑誌の記事に惹きつけられる。その二人組は愛してやまないアルバムと一番好きな曲が自分と一致し、片割れはかつてのおれと同じくダブル・ベース弾きだった。彼女たち=ソラシドの断片を掻き集め、おれは紡いでゆく――。クラフト・エヴィング商會の物語作者が描く、失われたものの小説。

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吉田篤弘(ヨシダ・アツヒロ) プロフィール

1962年東京生まれ。小説を執筆するかたわら、クラフト・エヴィング商會名義による著作とデザインの仕事を行っている。おもな小説作品に『フィンガーボウルの話のつづき』『つむじ風食堂の夜』『空ばかり見ていた』『それからはスープのことばかり考えて暮らした』『圏外へ』『パロール・ジュレと紙屑の都』『なにごともなく、晴天。』『うかんむりのこども』『電氣ホテル』など。

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