永遠の都6―炎都―(新潮文庫)

加賀乙彦/著
配信開始日: 2014/07/25
価格:902円(税込)
新潮文庫
文芸一般
作品カナ:エイエンノミヤコ06エントシンチョウブンコ
シリーズ名: 永遠の都
紙書籍ISBN:978-4-10-106712-4
昭和20年、敵機の頻繁な来襲は東京を炎上させていた。著者のライフワーク長編小説、第6巻!
3月、初江は小学六年の研三を迎えに疎開先の草津へ行き、10日上野に着くや大空襲に巻き込まれ焦熱地獄の中から救出された。5月24日、時田病院直撃炎上、五郎に助け出された利平は全身火傷を負い盲となり、妻は密会中に死亡。8月15日敗戦、戦争は終った。28日悠太復員。10月10日スパイ容疑で拘禁されていた夏江の夫透も釈放…。

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加賀乙彦(カガ・オトヒコ) プロフィール

(1929-2023)1929(昭和4)年、東京生まれ。東京大学医学部卒業。1957年から1960年にかけてフランスに留学、パリ大学サンタンヌ病院と北仏サンヴナン病院に勤務した。犯罪心理学・精神医学の権威でもある。著書に『フランドルの冬』『帰らざる夏』(谷崎潤一郎賞)、『宣告』(日本文学大賞)、『湿原』(大佛次郎賞)、『錨のない船』など多数。『永遠の都』で芸術選奨文部大臣賞を受賞、続編である『雲の都』で毎日出版文化賞特別賞を受賞した。

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