ボクには世界がこう見えていた―統合失調症闘病記―(新潮文庫)

小林和彦/著
配信開始日: 2014/09/05
価格:693円(税込)
新潮文庫
医学一般 精神医学
作品カナ:ボクニハセカイガコウミエテイタトウゴウシッチョウショウトウビョウキシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-135441-5
精神に障害をきたすとき、その目には何が映っているのか。アニメ演出家だった青年が、自らの体験を綴った稀有な記録。
早稲田大学を出てアニメーション制作会社へ入ったごく普通の青年がいた。駆け出しながら人気アニメ作品の演出にも携わるようになったが、24歳のある日を境に、仕事場では突飛な大言壮語をし、新聞記事を勝手に自分宛のメッセージと感じ、また盗聴されている、毒を盛られるといった妄想を抱き始め……。四半世紀に亘る病の経過を患者本人が綴る稀有な闘病記にして、一つの青春記。

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小林和彦(コバヤシ・カズヒコ) プロフィール

1962(昭和37)年、横浜生れ。1980年、早稲田大学商学部に入学し、在学中は「早稲田大学アニメーション同好会」に参加。1984年、大学卒業後にアニメーション制作会社「亜細亜堂」に入社し、アニメーター、演出家として「タッチ」「ドラえもん」「日本昔ばなし」などの作品に携わるようになる。1986年7月、幻覚妄想状態に陥り、精神神経科に入院。同11月に退院し、まもなく職場に復帰したが、1988年に退社。以後も、発症のために数回の入退院を繰り返している。現在、新潟県柏崎市内のグループホームで暮らしながら、精神科のデイケアを受ける日々をおくっている。

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