輝ける碧き空の下で 第二部(下)(新潮文庫)

北杜夫/著
配信開始日: 2013/09/06
価格:517円(税込)
新潮文庫
文芸一般
作品カナ:カガヤケルアオキソラノシタデ0202シンチョウブンコ
シリーズ名: 輝ける碧き空の下で
紙書籍ISBN:978-4-10-113137-5
ながい苦闘のすえ、移民たちの生活も安定してきていたその矢先、太平洋戦争が勃発した。移民たちがブラジルの広大な大地にかけた夢の行方を描く二部大作の完結篇。日本文学大賞受賞。
ながい苦闘のすえ、移民たちの生活も安定してきていたその矢先、太平洋戦争が勃発した。日本とブラジルの国交は断絶し、日本からの情報は閉ざされ、邦字新聞の発行も禁止された。敵国人として地球の裏側に孤立した移民たちの焦燥と困苦。こうした異常な状況は、「勝組」「負組」の対立を戦後に生むことになる。移民たちがブラジルの広大な大地にかけた夢の行方を描く二部大作の完結篇。

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北杜夫(キタ・モリオ) プロフィール

(1927-2011)本名・斎藤宗吉。東京青山生れ。旧制松本高等学校を経て、東北大学医学部を卒業。神経科専攻。1960年、半年間の船医としての体験をもとに『どくとるマンボウ航海記』を刊行。同年、『夜と霧の隅で』で芥川賞を受賞。その後、『楡家の人びと』(毎日出版文化賞)、『輝ける碧き空の下で』(日本文学大賞)などの小説、歌集『寂光』を発表する一方、「マンボウ・シリーズ」や『あくびノオト』などユーモアあふれるエッセイでも活躍した。父、斎藤茂吉の生涯をつづった「茂吉四部作」により大佛次郎賞受賞。

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