マンボウおもちゃ箱(新潮文庫)

北杜夫/著
配信開始日: 2013/09/06
価格:429円(税込)
新潮文庫
エッセイ・随筆 文芸一般
作品カナ:マンボウオモチャバコシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-113116-0
旅、ギャンブル、読書、女性……さわやかなエスプリにあふれるエッセイ51編と二つの物語。喧噪の現代にひとときの憩いを贈る一巻。
人の顔を片っ端から忘れてしまう性癖が引き起す悲喜劇『ひと忘れ』、賭博場での猛烈奮戦記『ギャンブルのこと』、処女出版の思い出『初めての本』、体力も気力も十分の老母に圧倒された海外旅行同行記『母の味』などーー爽やかなエスプリのあふれるエッセー51編と、『陸魚』『買物』の二つの物語。どくとるマンボウが、ある時はユーモラスに、ある時はしみじみと語りかける愉しい本。

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北杜夫(キタ・モリオ) プロフィール

(1927-2011)本名・斎藤宗吉。東京青山生れ。旧制松本高等学校を経て、東北大学医学部を卒業。神経科専攻。1960年、半年間の船医としての体験をもとに『どくとるマンボウ航海記』を刊行。同年、『夜と霧の隅で』で芥川賞を受賞。その後、『楡家の人びと』(毎日出版文化賞)、『輝ける碧き空の下で』(日本文学大賞)などの小説、歌集『寂光』を発表する一方、「マンボウ・シリーズ」や『あくびノオト』などユーモアあふれるエッセイでも活躍した。父、斎藤茂吉の生涯をつづった「茂吉四部作」により大佛次郎賞受賞。

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