川のある下町の話(新潮文庫)

川端康成/著
配信開始日: 2012/12/01
価格:715円(税込)
新潮文庫
文芸一般
作品カナ:カワノアルシタマチノハナシシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-100112-8
恵まれぬ大衆の生活の重みと苦しみが渦巻いて虚無の雑音によどむ庶民の街を舞台に、いのちの美しさの極致を描く。
恵まれぬ大衆の生活の重みと苦しみが渦巻いて虚無の雑音によどむ庶民の街――これは、そこに住む貧しい医学生、清純な女学生、薄幸の美少女、知性の優れた女医、キャバレーの孤独な青年など、善意に満たされた人々の人間讃歌であり、また人間の脆さ、哀れさを奏でて死を思わせる虚無の歌でもある。頽廃と死をつきぬける青春の愛の姿に、いのちの美しさの極致を描く。

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川端康成(カワバタ・ヤスナリ) プロフィール

(1899-1972)1899(明治32)年、大阪生れ。東京帝国大学国文学科卒業。一高時代の1918(大正7)年の秋に初めて伊豆へ旅行。以降約10年間にわたり、毎年伊豆湯ケ島に長期滞在する。菊池寛の了解を得て1921年、第六次「新思潮」を発刊。新感覚派作家として独自の文学を貫いた。1968(昭和43)年ノーベル文学賞受賞。1972年4月16日、逗子の仕事部屋で自死。著書に『伊豆の踊子』『雪国』『古都』『山の音』『眠れる美女』など多数。

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