切手と戦争―もうひとつの昭和戦史―(新潮新書)

内藤陽介/著
配信開始日: 2012/08/31
価格:660円(税込)
新潮新書
ノンフィクション一般
作品カナ:キッテトセンソウモウヒトツノショウワセンシシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610093-2
プロパガンダ切手で敵国を埋め尽くせ! これはまさしく情報戦争だ。
プロパガンダ切手で占領地を埋め尽くせ! スローガン入り消印で敵の戦意を奪い取れ! 戦うための武器は、なにも銃器や爆弾だけとは限らない。日中、満州実効支配を巡る攻防。日米、対立する「戦争の大義」の応酬。そして誇示される戦果の数々――。満州事変から日本の敗戦まで、様々な歴史の舞台裏で、まさに情報戦のごとく国家の威信をかけ飛び交った切手たち。そこから浮かび上がってくる、もうひとつの昭和戦史。

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内藤陽介(ナイトウ・ヨウスケ) プロフィール

1967(昭和42)年東京都生まれ。郵便学者。切手の博物館・副館長。東京大学文学部卒業。切手を中心とした郵便資料を用いて、国家と社会、時代や地域のあり方を読み解く研究・著作活動を行ない、国際的に高い評価を得ている。著書に『北朝鮮事典』『中東の誕生』など。

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