江戸歌舞伎役者の〈食乱〉日記(新潮新書)

赤坂治績/著
配信開始日: 2012/06/22
価格:660円(税込)
新潮新書
能・歌舞伎・浄瑠璃 グルメ
作品カナ:エドカブキヤクシャノショクランニッキシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610447-3
幕末の名優三代中村仲蔵、旅した、食べた、記録した。信州伊那谷・鮎の唐揚げ、駿府鞠子・とろろ汁、伊勢桑名・白魚、越後岩室・鯖の刺身……。
七代團十郎の鶴雑煮、瀬戸内の海水むすび、松茸出汁の蕎麦、伊勢の舟盛、糸魚川の鯛の潮煮、由比の鱚の蒲焼、五代高麗蔵の牡蠣雑炊……。幕末の名優・三代中村仲蔵の自伝『手前味噌』には、諸国の珍品、名物の記録が数多く遺されている。食べ物だけでなく、東海道から中山道、越後、伊勢、尾道など、旅興行で巡った土地の人情、風俗も活き活きと描写され、江戸時代がいかに豊かだったか実感できる美味しい一冊。

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赤坂治績(アカサカ・チセキ) プロフィール

1944(昭和19)年山梨県生まれ。江戸文化研究家・演劇評論家。劇団前進座、「演劇界」編集部を経て独立。新聞・雑誌に執筆、テレビ・ラジオヘの出演や、文化・教養講座の講師も務める。著書に『知らざあ言って聞かせやしょう―心に響く歌舞伎の名せりふ―』『江戸っ子と助六』『江戸歌舞伎役者の〈食乱〉日記』(以上、新潮新書)、『浮世絵で読む、江戸の四季とならわし』(NHK出版新書)、『江戸時代 武家政治vs.庶民文化』(朝日新聞出版)、『完全版 広重の富士』(集英社新書ヴィジュアル版)などがある。

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