編笠十兵衛(上)(新潮文庫)

池波正太郎/著
配信開始日: 2012/05/01
価格:660円(税込)
新潮文庫
文芸一般 時代小説
作品カナ:アミガサジュウベエ01シンチョウブンコ
シリーズ名: 編笠十兵衛
紙書籍ISBN:978-4-10-115646-0
幕府の命を受け、諸大名監視の任にある月森十兵衛は、赤穂浪士の吉良邸討入りに加勢。公儀の歪みを正す熱血漢を描く忠臣蔵外伝。
浅野内匠頭は吉良上野介へ刃傷におよび即日切腹となる。一方の上野介には何のとがめもなかった。“武士の喧嘩両成敗”という幕府の定法にもかかわらず、将軍綱吉の裁決は一時の気まぐれである片手落ちだと世の反感をかう。柳生十兵衛の血をひき、将軍家から〔御意簡牘〕と呼ばれる秘密の鑑札を与えられている浪人・月森十兵衛は、幕府政道の〔あやまち〕を正すため隠密活動を開始する。

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池波正太郎(イケナミ・ショウタロウ) プロフィール

(1923-1990)東京・浅草生れ。下谷・西町小学校を卒業後、茅場町の株式仲買店に勤める。戦後、東京都の職員となり、下谷区役所等に勤務。長谷川伸の門下に入り、新国劇の脚本・演出を担当。1960(昭和35)年、「錯乱」で直木賞受賞。「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」の3大シリーズをはじめとする膨大な作品群が絶大な人気を博しているなか、急性白血病で永眠。

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