開国前夜―田沼時代の輝き―(新潮新書)

鈴木由紀子/著
配信開始日: 2012/05/25
価格:660円(税込)
新潮新書
ノンフィクション一般
作品カナ:カイコクゼンヤタヌマジダイノカガヤキシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610369-8
近代日本の原点は維新の百年前にあった。田沼意次が生み出した江戸の転換点を再評価。
田沼意次といえば、賄賂を好んだ金権政治家と見られがちだが、彼の施政には、旧来の格式にとらわれない発想の斬新さと先見性があった。田沼時代は、この時代がなければ、のちの明治維新はなかったと思えるほど、諸外国とくらべても遜色のない経済の活況と豊饒な文化を生みだした時代なのである。本書では、平賀源内や杉田玄白、池大雅など、開国前夜ともいうべき時代を生きた先駆者たちを通して田沼時代を俯瞰する。

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鈴木由紀子(スズキ・ユキコ) プロフィール

山形県生まれ。作家。『闇はわれを阻まず 山本覚馬伝』で第四回小学館ノンフィクション大賞優秀賞受賞。著書に『花に背いて 直江兼続とその妻』『黄金のロザリオ 伊達政宗の見果てぬ夢』『大奥の奥』『最後の大奥 天璋院篤姫と和宮』など。

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