タカラジェンヌの太平洋戦争(新潮新書)

玉岡かおる/著
配信開始日: 2012/04/27
価格:660円(税込)
新潮新書
日本史
作品カナ:タカラジェンヌノタイヘイヨウセンソウシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610075-8
死と隣り合わせた時代にあっても、彼女たちは「すみれの花」を忘れなかった。これもまた一つの昭和史である。
華やかなその世界も、死と隣り合わせていた――。音楽学校に学ぶ乙女たちの青春とは。舞台を奪われ、緑の袴がモンペに替わったタカラジェンヌたちの心を支えたものは。「歌劇」「宝塚歌劇脚本集」「宝塚年鑑」には何が記されていたか。熱烈なファンがその目で見たものとは。宝塚大劇場はなぜ閉鎖され、いかにして再開されたのか。貴重な証言と資料から浮かび上がる「もう一つの昭和史」。

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玉岡かおる(タマオカ・カオル) プロフィール

1956(昭和31)年、兵庫県生れ。神戸女学院大学文学部卒。1987年、『夢食い魚のブルー・グッドバイ』で神戸文学賞を受賞し、作家デビュー。2009(平成21)年、『お家さん』で織田作之助賞、2022(令和4)年、『帆神』で新田次郎文学賞、舟橋聖一文学賞を受賞。主な著書に、『蒼のなかに』『天涯の船』『タカラジェンヌの太平洋戦争』『銀のみち一条』『自分道』『負けんとき』『虹、つどうべし』『ひこばえに咲く』『天平の女帝 孝謙称徳』『花になるらん』『われ去りしとも美は朽ちず』『春いちばん』など。

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