新・堕落論―我欲と天罰―(新潮新書)

石原慎太郎/著
配信開始日: 2012/01/27
価格:660円(税込)
新潮新書
ノンフィクション一般 社会 政治
作品カナ:シンダラクロンガヨクトテンバツシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610426-8
国難の超克は、ここから始まる。日本への「遺書」――。
列島を揺るがせた未曾有の震災と、終わりの見えない原発事故への不安。今、この国が立ち直れるか否かは、国民一人ひとりが、人間としてまっとうな物の考え方を取り戻せるかどうかにかかっている。アメリカに追従し、あてがい扶持の平和に甘えつづけた戦後六十五年余、今こそ「平和の毒」と「仮想と虚妄」から脱する時である――深い人間洞察を湛えた痛烈なる「遺書」。

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石原慎太郎(イシハラ・シンタロウ) プロフィール

(1932-2022)神戸市生れ。一橋大在学中の1955(昭和30)年、「太陽の季節」で文学界新人賞受賞。翌年、同作の芥川賞受賞は、その倫理性をめぐって社会的事件となった。1968年、参議院選に全国区から立候補、最高得票で当選。その後、衆議院議員を経て、東京都知事を務める。他の作品に『化石の森』(1970年刊、芸術選奨)、「生還」(1988年刊、平林たい子文学賞)、『弟』(1996年刊、毎日出版文化賞特別賞)、『わが人生の時の時』、『再生』等がある。

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